わきがを治す方法を紹介しています

わきがの基礎知識:わきが,治す

まずは、わきがの原因やしくみを知っておきましょう。

■わきがの原因

エクリン汗腺からの発汗により、腋窩の皮膚は湿った状態となり、細菌(特に黄色ブドウ球菌)が繁殖します。ここに、毛穴を通じて皮脂腺とアポクリン汗腺から分泌液が出てきます。すると、この分泌液中の脂質を細菌が分解し、臭いのもととなる低級脂肪酸(カプロン酸等)が作られます。これがエクリン汗腺からの汗の水分に溶かされ蒸発し、臭いが周囲に拡散していわゆる「わきが」の状態に至ります。
夏季に腋臭が強くなるのは、エクリン汗腺からの発汗が多いため、腋窩が湿潤化して細菌が増殖しやすくなり、臭いの成分が多量に産生されるためです。

■わきがの遺伝について

わきがは常染色体優性遺伝の形式をとるため、高率に家族内発生が見られます。例えば片親がわきがであれば、子供が発症する確率は50~100%です。

■わきの下の分泌腺

1. 皮脂腺:毛穴に出口をもち、毛包に付随して存在する皮脂の分泌腺です。皮脂は数種類の脂質を含んでおり、天然の保湿成分として肌に湿度と柔軟性を与え、また皮膚のバリアー機能に関与します。皮脂腺は手のひらと足底を除くほぼ全身に分布しています。
分泌には男性ホルモンが関与しています。

2. エクリン汗腺:真皮深層に存在し、皮膚表面に直接出口をもつ腺で、大量の水を分泌します。いわゆる「汗」とは、ここから出るものを指します。成分の99%は水で、少量の塩分等を含みます。この水分が蒸発することで、体温は下がり、常に一定の温度に調節されているのです。また皮膚を弱酸性に保ち、細菌などへの殺菌作用があります。全身に分布していますが、手のひら、足底、腋窩に特に多く存在します。
分泌には自律神経(コリン作動性)が関与しています。

3. アポクリン汗腺:皮下脂肪織上層に存在し、毛穴に出口を持つ腺です。ほ乳類の芳香腺(フェロモン作用と縄張りを示す効果のある匂いを出す腺)が退化したものと考えられています。思春期以降に急激に発達してきます。分泌液は乳白色で粘りけがあり、成分は脂質(中性脂肪、脂肪酸、コレステロール等)、鉄分等です。分泌されたばかりの液自体には臭いはありません。腋窩、生殖器周辺、外耳道に分布します。
分泌には自律神経が関与しています。

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